SPO2は経皮的動脈血酸素飽和度、簡単に言えば、血液中の酸素濃度のこと。その測定器を、パルスオキシメーターと云うそうです。新型コロナウィルスに感染して肺炎を起こしていないかを知るために利用することで品薄になっているものです。私は2021年3月頃、A通販会社で2500円の機器を購入しました。早速、翌日に発送、到着は2週間後になるそうです。送達状況を調べたら、配送会社はチャイナエアとあり、中国本土から送付されることを知りました。A社は中国の倉庫まで管理下にあることを知りました。送付料は無料なので、製品の値段は、1000円程度と考えています。

 機器購入の理由は私自身の平時濃度値を知りたかったからです。2020年3月頃、介護職場の測定器で測ると97%です。即座に看護師に聞いたところ私のような高齢者では97が平均値だそうです。一安心しました。私の値は94~97%です。

 介護職場ではこの測定器をコロナ以前から利用していました。その利用法は、以外にも誤嚥の監視検出装置としてです。私が介護福祉士として要介護5度の方の全食事介助をしている時、要介護者の指に測定器をはめていました。この方の食事はトロミのついた流動食です。嚥下(ごっくん)が、必ずしもありません。わかりずらいのです。そこで誤嚥による事故・事件を防ぐために利用したのです。看護師は「今94%であるが90を切り80%台になったら、すぐに食事をやめ、看護師を呼ぶこと」と、私に注意しました。喉に食物が詰まったら、肺に空気が届かない。肺に酸素が届かないので、血液の濃度が薄くなる。このような仕組みで、誤嚥を監視しているのです。

 家庭で誤嚥が発生したら事故となり、介護施設では業務上過失致死の事件になるのです。介護施設では誤嚥障害は、撲滅すべき項目なのです。              起稿      2021.05.27