第10章 事故
つぶやき話のテーマ1: 転倒・転落
[転倒・転落は事故ですか?いや、事故でない。これはケアマネ試験問題の回答。
転倒して骨折すると事故になる。骨折が事故で、転倒は事故の要因である。 ]
ストーカー行為は事件でない。それで警察は事件として対応しない。ストーカー者に厳重注意を
する。ストーカー行為で危害があった場合に、やっと事件として対応する。役所仕事は、兆候や
危険となる要因があっても対処しないことで、世間的に通用するものと考えているようである。
介護現場では、転倒・転落を重要な事故として把握対処している。ところがケアマネ試験問題
で「転倒・転落が一番多い事故である」。正解か否かの質問である。回答は否である。その理由は
転倒して骨折すると事故になる。それで骨折は事故で、転倒は事故の要因である。だから転倒
しても、怪我がなければ事故ではない。介護役所はそれで済んでも、現場はそれでは済まない。
放置できないのである。転倒・転落は、更なる重大な事故に連なる。それに対して、対策を講じ
なければならないのである。転倒・転落を放置していれば、介護職員の見守り不十分や介護放
棄と言われかねない。訴訟されても介護役所は守ってくれない。裁判所が判決するだけである。
とにかく介護現場と介護関連の役所とでは、転倒・転落の認識について差異がある。
つぶやき話のテーマ2: 事故届出
[介護役所(保険者)の事故件数は事故届出によるものである。
現場の事故把握件数と事故届出件数には大きな差異がある。 ]
全章でも、介護現場は転倒・転落を重要な事故として記録し、再発防止策を討議していると
書いた。しかしこれから以降の報告過程に、この謎(差異)を解く要因がある。それは転倒・転落
した結果、医師や病院の処置が必要であった、軽い擦過傷等で看護師の処置が必要であった
場合は、介護保険者(市町村)へ転倒・転落事故を届出している。当然その事故は、御家族へも
連絡している。すべての転倒・転落事故を、御家族へ連絡しているわけではない。
介護現場は全ての発生事項を記録報告しているが、暗文律的な事故認識の中間処理がある。
このために現場の事故把握件数と、介護関連の役所の事故届出件数には大きな差異がある。
それでは介護現場の転倒・転落の把握は無駄なのか?いやそうではない。さらに大きな事故に
なる前兆を把握して、その対策を実施しているのであるから非常に大切なことである。事故件数
が多いとか少ない等との問題ではない。隠れている事故件数を、見えるようにしているのだ。
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更新来歴 追加 続介護よろず話 >>有償ボランティア・スケッター>>
起稿 読む 2024.01.13
更新来歴 追加 続介護よろず話 >>シーツ・タオルの役割>>
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更新来歴 追加 介護ニュースのぼやき談2024>>ホームヘルパーの賃下げ危機>>
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更新来歴 追加 介護ニュースのぼやき談2024>>介護保険料は右肩上がり>>
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更新来歴 追加 手術後また手術>>術後経過・復帰> 掲載。 掲載日 2021.08.14
2021.08.14をもって投稿は終了しました。
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デモ演奏ページにあります
更新来歴 追加 じょんから女節、 津軽平野・与作を登録 2018.12.05
更新履歴 追加 一円玉の旅烏を登録 2019.02.27
更新履歴 追加 オリーブの首飾りを登録 2020.01.05
更新来歴 追加 能楽堂でハーモニカ演奏 一挙公開しました。 2022.09.16
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更新来歴 追加 デモ歌唱、演奏>>ハーモニカと歌声 2020.01.05