朝日新聞 2021.01.19 朝刊 3面 総合3を読んで

 

見出し:介護保険料 月6000円超に

中見出し:大半のサービスで値上げ

 記事内容:介護保険サービスの4月からの料金などが1月18日に決まった。大半のサービスで基本料が引き上げられ、新型コロナウィルス対策の特例による上乗せもある。65歳以上の介護保険料も引き上げとなり、現在の全国平均月5869円から、初めて月6000円を超える見通しである。2025年度は保険料が月7200円になると試算され、給付と負担の見直しが必要な状況にある。20年度の介護費用の総額は12.4兆円で、25年度は15.3兆円に膨らむ見通しである。

 

 私見ぼやき

 全国平均値5869円は、国民年金で生活している高齢者が払う介護保険料である。この保険料と年金から自動的に天引きされる。現在年間で約70000円納め、それが3年後は約86000円になるというのである。数年で約20%もアップするのである。年金支給額は低くされるし、介護保険料は高くされて、消費税は徐々に上げるというし、年金の手取りが減るばかりだ。ちょっと前の消費税アップは、介護が大変だから税率を10%に上げると言っておいて、上げてしまえば社会保障制度へ充当すると説明する。介護保険も社会保障制度の一部であるのだが、消費税2%アップは数年しか持たなかったのである。介護保険料は納めても、介護サービスは利用せずに済むように健康に留意しよう。高齢者の私は、介護保険制度のおかげで介護施設で働けているのだから。

                                 起稿  2021.01.20