2020.05.04 朝日新聞 朝刊を読んで   下記の3紙面に掲載記事があった。

 1面は介護施設で感染 休業連鎖。3面は介護現場 感染防止に懸命。6面はケア継続へ支援強化を。

 

第1面

見出し:介護施設で感染 休業連鎖。

中見出し:サービス提供の訪問事業者 リスク回避

 概略:群馬県伊勢崎市の住宅型有料老人ホームHでは、5月1日までに、入居者・職員ら67人が、新型コロナウィルスに感染し、15人が亡くなった。この状況により、老人ホームHへ、ホームヘルパーを派遣している事業所は1週間休業した。事業所の責任者は「万が一、ホームヘルパーがほかの高齢者にうつしてしまったら大変」と説明した。ほかの訪問系サービス事業者も、万が一のリスクを考えて休業を決めたとしている。入居者は、別のデーサービスを利用しておられる場合もある。

 私見:ぼやくにぼやけない内容です。

 介護施設といわれると、通常、特別養護老人ホーム(特養)を想定されるでしょう。特養の施設内には介護職員がいて、入所者・短期入所(ショートステイ)・デイサービスで、それぞれの介助・世話をしています。住宅型有料老人ホーム(俗称:老人アパート)には介護職員は駐在しません。入居者で介護の必要な方は、外部からホームヘルパーに部屋に来てもらい介助・世話を受ける次第です。介護が必要な方も、千差万別です。新型コロナウイの感染が恐ろしいので、ホームヘルパーは訪問しないで欲しい。ところが少々、風邪気味であるが、予定通りに訪問して世話をしてほしい。このような環境下で仕事するホームヘルパーは、感染のリスクは非常に高いと思います。ホームヘルパーは感染しないように、うつさないように、事業所が決めた感染防止法をマニュアル通りに行って介助を始めなければなりません。感染防止マニュアルはインフルエンザ・ノロウイルス等の感染症のために、ほとんどの事業所はすでに定めています。新型肺炎は予防薬・治療薬がないことを考慮すると、人との接触機会を少なくすることが、最大の予防薬なので、ホームヘルパー事業所の臨時休業は仕方がないことと思います。経営者の英断(苦渋の決断)と思います。一部には経営上の理由により、休業したくても、休業させられない事業所もあると思います。          掲載   2020.05.10

 

第3面

見出し:介護現場 感染防止に懸命

中見出し:複数サービス利用 高リスク

 概略:東京都江東区の特別養護老人ホームKでは、5月3日までに、入所者39人、職員6人の計45人が、新型コロナウィルスに感染していることが分かった。老人ホームKでは、感染入所者の13人は病院へ入院、病状がない人はK施設内にいる。感染者のフロアと陰性だった人のフロアを分けて施設を運営している。職員は防護服を着て介助している。特養Kに併設の短期入所(ショートステイ)は現在休止中だが、4月に特養Kを利用後、区内の別のデイサービスを利用した人の感染が4月29日にわかった。当該デイサービス事業者は、直接介助した職員、同じテーブルで過ごした利用者、同じ送迎車に乗った利用者らに自宅待機を要請。残りの利用者にも、(そのほかのデイサービス)利用の自粛を呼びかけた。

 新型肺炎用の病床数がひっ迫している地域では、感染者が、高齢者施設にとどまざるを得ない。高齢者施設内を、清掃する業者からは、作業員の感染を懸念する懸念から、清掃作業を断られる事態が発生している。

 私見:ぼやくにぼやけない内容です。

 介護施設の感染症対応内容は、昨年のインフルエンザ流行の際につぶやいた。その時、予防薬・治療薬など費用は、全て介護施設側の負担である。公は施設に対処法を助言するけど、一切、金は出さない。今回は公が全国民の生命を守るために、費用はすべて面倒みるである。たったの1年で、感染症の対処法が、大きく変わるものと感じています。本新型肺炎の予防薬・治療薬が開発されたら、健康保険適用となり数割は利用者負担になることであろう。そのような時が早く来るように願って(祈って)います。掲載  2020.05.11

 

 

第6面 

見出し:ケア継続へ 支援強化を

 概略:本内容は朝日新聞の社説である。記載を省略する。

 主張:政府は、新型コロナウィルスの対応にあたる医療現場の診療報酬を上積みするなどしているが、介護現場の努力にも報いるべきだ。 

  私見:ごもっともな内容です。                     掲載   2020.05.11 

 

 

2020.05.18 朝日新聞 朝刊 3面をよんで

見出し:訪問介護「崩壊」の懸念

中見出し1:人材不足 密着 防止物資も不足

中見出し2:利用者が「濃厚接触者」 ヘルパー6人を出勤停止に

 概略:5月4日の記事内容と同様であるので省略する。

 

掲載理由:新型コロナウィルス感染防止のための装備装着状況が写真で載っていたので記述しました。

 フェースガード代わりのサンバイザー、雨合羽、バスシューズ(長靴)、マスク、ビニール手袋などで、全身を防護したヘルパー。更に感染予防用品として、タオルペーパー、消毒薬などが紹介されています。

 私見:これもまた、ぼやけない。

 上記の防護服を身に着けて「少し熱っぽくて息苦しい。コロナかも」といわれる利用者(要介護者)様を、16日間お世話し続けたホームヘルパー(31歳男性)の行動がいじらしい。「よく頑張ったね」と、言ってあげたい。                             掲載 2020.05.18